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令和 3年第 4回定例会−09月01日-01号
令和 3年第 4回定例会−09月01日-目次

  • "一般会計継続費精算報告書"(/)
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  1. 蕨市議会 2021-09-01
    令和 3年第 4回定例会−09月01日-01号


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    最終取得日: 2023-05-20
    令和 3年第 4回定例会−09月01日-01号令和 3年第 4回定例会             令和3年第4回蕨市議会定例会                議事日程(第1日)                              令和3年 9月 1日                              午前10時  開 会 1 開  会 2 開  議 3 継続審査に対する委員長報告  (1) 議会運営委員会委員長 池 上 智 康 議員 4 会議録署名議員の指名 5 会期の決定 6 諸 報 告  (1) 議長報告  (2) 市長報告 7 提出議案の上程、提案説明  (1) 議案第48号 押印等を求める行政手続の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例  (2) 議案第49号 蕨市景観条例
     (3) 議案第50号 蕨市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例の一部を改正する条例  (4) 議案第51号 蕨市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する条例の一部を改正する条例  (5) 議案第52号 蕨市公立学校使用料徴収条例の一部を改正する条例  (6) 議案第53号 令和3年度蕨市一般会計補正予算(第4号)  (7) 議案第54号 令和3年度蕨市介護保険特別会計補正予算(第2号)  (8) 議案第55号 戸田競艇企業団規約変更について  (9) 議案第56号 蕨戸田衛生センター組合規約変更について  (10)認定第 1号 令和2年度蕨市一般会計歳入歳出決算認定について  (11)認定第 2号 令和2年度蕨市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について  (12)認定第 3号 令和2年度蕨都市計画事業錦土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について  (13)認定第 4号 令和2年度蕨市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について  (14)認定第 5号 令和2年度蕨市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について  (15)認定第 6号 令和2年度蕨市公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算認定について  (16)認定第 7号 令和2年度蕨市立病院事業会計決算認定について  (17)認定第 8号 令和2年度蕨市水道事業会計決算認定について  (18)認定第 9号 令和2年度蕨市公共下水道事業会計決算認定について 8 散  会 ◇出席議員  18名  1番 武下 涼 議員    2番 宮下奈美 議員     3番 中野たかゆき 議員  4番 今井陽子 議員    5番 古川 歩 議員     6番 本田てい子 議員  7番 鈴木 智 議員    8番 榎本和孝 議員     9番 小林利規 議員 10番 大石圭子 議員   11番 保谷 武 議員    12番 根本 浩 議員 13番 山脇紀子 議員   14番 三輪かずよし 議員  15番 一関和一 議員 16番 前川やすえ 議員  17番 池上智康 議員    18番 大石幸一 議員 ◇欠席議員 なし ◇職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名  小谷野賢一 事務局長     津田 伸一 事務局次長  助石 高士 調査係長     藤田 友美 主査 ◇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者  頼高 英雄 市長       松本 隆男 教育長  佐藤 慎也 理事       伊藤 浩一 総務部長  阿部 泰洋 市民生活部長   根津 賢治 健康福祉部長  高橋 稔明 都市整備部長   野崎 好伴 消防長  渡部 幸代 教育部長     飛澤 正人 水道部長  田谷 信行 病院事務局長   佐藤 則之 政策企画室長 午前10時1分開議 ◇出席議員 18名    1番     2番     3番    4番     5番     6番    7番     8番     9番   10番    11番    12番   13番    14番    15番   16番    17番    18番 ◇欠席議員 なし ◇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者   市 長    理 事   総務部長       市民生活部長 健康福祉部長       都市整備部長    消防長         教育部長   水道部長       病院事務局長 政策企画室長 △開会と開議の宣告 ○保谷武 議長  ただいまの出席議員は18名であります。  所定の人員に達しておりますので、これより令和3年第4回蕨市議会定例会を開会いたします。  直ちに、本日の会議を開きます。   ━━━━━━━━━━━━━━━━議事日程の報告 ○保谷武 議長  お手元に配付いたしました議事日程のとおり、本日の議事を進めます。  なお、本日配付いたしました書類は、  議事日程  会期日程(案)  以上であります。よろしくご審議、ご参照のほどお願いをいたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━継続審査に対する委員長報告議会運営委員会委員長報告保谷武 議長  最初に、今定例会にかかわる議会運営委員会委員長の報告を求めます。  議会運営委員会委員長 17番 池上智康議員。     〔17番 池上智康議員 登壇〕 ◎17番(池上智康議員) おはようございます。ただいまより議会運営委員会のご報告を申し上げます。  去る8月27日、令和3年第4回蕨市議会定例会にかかわる議会運営委員会を開催いたしましたところ、次の事項が決定いたしましたので、ご報告いたします。  1、会期は、9月1日水曜日から9月28日火曜日までの28日間とする。  2、質疑の発言通告は、9月3日金曜日の正午までとする。  3、市長報告を含む一般質問発言通告は、9月9日木曜日の午後4時までとする。  4、委員会開催日程は、次のとおりとする。  予算決算常任委員会全体会、9月7日火曜日、本会議終了後、議場。9月24日金曜日午前10時、議場。  総務常任委員会分科会、9月8日水曜日午前10時、議場。  環境福祉経済常任委員会分科会、9月9日木曜日午前10時、議場。  教育まちづくり常任委員会分科会、9月10日金曜日午前10時、議場。  5、事前に配付した「新型コロナウイルス感染症に関する本会議等の対応について」のとおり感染予防対策を実施する。  以上で、報告を終わります。 ○保谷武 議長  以上で、議会運営委員会委員長の報告を終わります。   ━━━━━━━━━━━━━━━━会議録署名議員の指名 ○保谷武 議長  次に、会議録署名議員の指名でありますが、会議規則第88条の規定により私から指名いたします。  10番 大 石 圭 子 議員  12番 根 本   浩 議員  以上2名の方にお願いいたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △会期の決定 ○保谷武 議長  次に、会期の決定を議題といたします。
     お諮りします。  今定例会の会期を本日1日から28日までの28日間とすることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○保谷武 議長  ご異議なしと認めます。  よって、今定例会の会期を本日1日から28日までの28日間とすることに決しました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △諸報告 △議長報告保谷武 議長  次に、諸報告に入ります。  最初に、議長報告でありますが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定により、教育委員会より事務事業点検評価結果報告書が提出され、これを事前に配付いたしましたので、ご了承願います。  以上で、議長報告を終わります。   ━━━━━━━━━━━━━━━━市長報告保谷武 議長  次に、市長報告を行います。  頼高英雄市長。     〔頼高英雄市長 登壇〕 ◎頼高英雄 市長  おはようございます。本日、ここに令和3年第4回蕨市議会定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様には公私とも大変お忙しい中、ご参集を賜り、厚く御礼を申し上げます。  今定例会でご審議いただく案件は、条例案5件、補正予算案2件、その他2件、決算認定9件の計18件であります。いずれも重要な案件でありますので、慎重なるご審議をいただき、ご議決くださいますようお願い申し上げます。  それでは、新型コロナウイルス感染症への対応を初め、さきの定例会から今日までの市政の取り組みや当面する課題など7点についてご報告を申し上げ、議員各位を初め、市民の皆さんのご理解を賜りたいと思います。  1点目に、新型コロナウイルス感染症にかかるこの間の蕨市の取り組みについてご報告申し上げます。  第1は、緊急事態宣言と増加する感染者への対応についてです。この間、第5波と言われる新型コロナウイルスの急速な感染拡大が続く中、東京都などに加えて8月2日からは埼玉県にも緊急事態宣言が発出され、8月20日からは宣言の対象が13都府県に、さらに、27日から21都道府県に拡大されるとともに、期間も8月末までから9月12日までに延長されました。  これを受け、蕨市では、新型コロナ対策本部対応方針を決定し、市民の皆さんには、より感染力の強いデルタ株の影響を踏まえて、これまで以上に感染防止対策を徹底していただくよう、ホームページやケーブルテレビ防災行政無線で呼びかけるとともに、お盆を前にした8月11日には、蕨駅において埼玉県と合同で帰省や旅行を極力控えるよう呼びかける啓発活動を実施しました。また、飲食店に対しては、終日酒類の提供及びカラオケ設備の使用を行わないことや午後8時までの営業時間の短縮を要請しているところです。  こうした中、埼玉県内においても8月19日には過去最多となる2,169人の感染が確認されるなど、8月以降、連日多くの感染が確認され、現在、確保病床使用率が70%を超えるなど、医療提供体制は逼迫の度合いを増しており、自宅療養者も急増しています。  蕨市においても同様に感染確認が急増していることから、自宅療養者等への市独自の支援として、本日より希望者に対するパルスオキシメーターの貸し出しを始めました。  また、消防本部においては、自宅療養者からの救急要請に対し、救急車に加えて酸素投与などの医療資機材を搭載した支援車両が出動し、必要に応じて支援隊が現場に残り、在宅での酸素投与などの応急処置を行うなど、救急体制の拡充を図っています。  さらに、市立病院においては、待機所などの増設を図るとともに、これまでの抗原定量検査に加えて、病院独自にPCR検査を行える機器を導入することといたしました。  また、8月19日からは、感染者入院受け入れを3床にふやし、必要に応じて抗体カクテル療法に係る新薬も活用するなど、検査・医療体制の拡充も進めています。  次に、学校での対応ですが、今回の第5波では、従前と比べて子どもたちへの感染が広がっていることから、2学期が始まった8月30日と31日は午前中のみの通常登校とし、給食が始まる9月1日からは午前中は登校しての授業を行い、午後はオンラインによる学習を基本とするなどの感染対策を講じます。登校に不安のある児童・生徒については、登校しない場合でも欠席扱いとせず、学習支援を行うなど、実施に当たっては家庭との連絡を緊密にとり、子どもたちの様子に十分留意してまいります。  現在の感染状況は極めて厳しいものがありますが、今後とも市長として新型コロナから市民の命と健康、暮らしを守るため、全力を挙げてまいります。  第2は、新型コロナワクチン接種事業についてです。  蕨市では、感染対策の決め手と期待されるワクチン接種について全庁的な体制で取り組みを進めてまいりましたが、地元医師会や市民の皆さんのご協力により、8月末現在で65歳以上の高齢者の皆さんについては約84%の方が2回目を終えており、おおむね希望する方々への接種を行うことができました。また、対象者全体でも50%を超える方が1回目を終え、2回目については約38%の方が完了しております。  今後についてですが、7月以降、国からのワクチン供給量が減少し、見通しが不透明な状況となっていましたが、当面のワクチン確保のめどがついたことから、ワクチン接種の加速化に向けて、8月18日に日本アンテナ株式会社連携協定を締結し、9月18日より新たに日本アンテナ蕨工場を会場として、毎週土曜日に、10月1日からは毎週金曜日を加えて集団接種を実施いたします。現役世代や若い世代へのワクチン接種を進めるため、金曜日は午後8時までの接種を予定しています。  さらに母子の健康を守るため、妊娠中の方及びその配偶者等へのワクチン優先接種を行うこととし、独自の接種枠を設けて8月28日より予約の受付を進めています。こうした取り組みにより、11月までには希望するすべての市民の皆さんワクチン接種が行える見込みとなっておりますが、今後とも市民の皆さんがなるべく早く、安心して接種が行えるよう、全力で取り組んでまいります。  第3は、蕨市電子商品券支給事業についてです。  すべての家計を応援し、地域経済の活性化を図る蕨市電子商品券「織りなすカード」が7月1日から利用開始となりましたが、8月30日現在、利用件数は延べ5万1,949件、利用総額は約9,480万円で、参加した市内375店舗のうち、約90%に当たる336の店舗でご利用いただいており、事業所の皆さんから、ふだん利用されていない新しいお客の来店につながっているなどの声も多く寄せられています。  利用期間は、当初9月末までの予定でしたが、7月の利用開始以降、蕨市は7月20日からまん延防止等重点措置の対象となり、8月2日からは埼玉県に緊急事態宣言が出され、この間、飲食店などの休業もふえていることから、10月末までに1カ月延長することといたしました。  今月号の広報紙の折り込みチラシで期間の延長とともに、改めて最新の取扱店舗の一覧を市民の皆さんに周知し、引き続き感染防止対策を徹底しつつ、カードの名前に込められた願いのごとく、市民の皆さん事業者皆さんが心を通わせ、織りなしていくコロナに負けない元気な蕨のまちづくりを進めていきたいと思います。  次に、2点目として、中学校体育館へのエアコン設置についてご報告を申し上げます。  蕨市では、全国的にも早い段階で小・中学校普通教室等エアコンを整備するなど、これまでも教育環境の向上に力を入れてまいりましたが、近年の厳しい猛暑から子どもたちを守るとともに、指定避難所における避難者の生活環境の向上を図るため、私の「あったか市政」第2ステージのマニフェストにおいて小・中学校体育館エアコン設置を掲げ、今年度は中学校3校の体育館において設置工事を実施しています。昨年9月現在の埼玉県内小・中学校体育館等への空調設備設置率は2.9%でありますので、蕨市は県内でも早い取り組みとなっています。  今回体育館に採用したのは輻射式と呼ばれる空調システムで、対流式に比べて直接風が当たらないため、競技への支障が少なく、また、輻射熱を利用するため、温度むらが少なく、大規模空間に適しているとされています。  設置工事は、学校の教育活動に影響がないよう夏休みを中心に行い、8月中に部分使用検査を終え、2学期の当初から使用できるようにいたしました。  今後は、各校ともに9月中旬ごろまでに完成検査を行い、工事が竣工となる予定です。  なお、学校体育館空調設備は、子どもたちの教育や災害対応のほか、学校体育館施設開放事業においても市民の皆さんにご利用をいただけます。  3点目は、認可保育園の増設など保育の充実に向けた取り組みについてご報告申し上げます。  蕨市では平成22年度以降、認可保育園を9園、小規模保育園を14園整備し、今年度には待機児童ゼロを達成することができましたが、今後も増加が見込まれる保育ニーズにこたえるため、来年4月の開設に向けてさらに1園、認可保育園を増設することといたしました。新たに整備される認可保育園は、「(仮称)わらび星の子保育園」で、計画定員は69人、場所は塚越1丁目、整備・運営主体は株式会社ゆうかりとなっております。  また、そのほか保育の充実に向けて保育の必要性のある0歳から2歳児を定期的に預かる一時預かり事業を学校法人わらび学園わらび幼稚園」において来年4月より実施することとなりました。  今後、これらの認可保育園の開園及び一時預かり事業の開始に向けて今議会提出補正予算に計上させていただいた整備費に対する補助など、必要な支援を行ってまいります。  4点目は、民間留守家庭児童指導室の開設に向けた取り組みについてご報告申し上げます。  留守家庭児童指導室についても年々増加する利用ニーズに対応するため、平成21年度以降12室開設するなど、増設を進め、現在は19室が整備されています。  その中で、30年度からは民間留守家庭児童指導室を公募し、3カ年で3室を開設したところでありますが、その後も定員を上回る利用希望が続いていることから、今年度も定員を大きく超えている中央小学校の地域を中心に、8月に公募を行いました。  その結果、2つの事業者からの応募をいただきましたので、今後、審査・選考を行い、来年4月の開設に向けて整備に対する必要な支援を行ってまいります。  5点目は、新庁舎建設事業についてご報告申し上げます。  昨年度より進めてまいりました旧庁舎の解体工事については、6月に工事を終え、同月25日に新庁舎建設工事の施工者である清水建設株式会社主催による起工式が行われました。新庁舎建設工事につきましては、今年度は主に地下の解体やくい工事を行うとともに、基礎躯体工事に着手し、来年度からはいよいよ建物本体の工事に入り、令和5年6月末の完成を予定しております。  また、今月上旬より、工事現場周辺の雰囲気が明るくなるよう敷地境界に設置する仮囲いを活用して市内児童・生徒が描いた絵画等の展示を行ってまいります。  新庁舎は、免震構造を採用し、自家発電設備を備えるとともに、わかりやすい窓口やユニバーサルデザインへの対応、相談室の拡充など、災害対応市民サービスの拠点にふさわしい計画となっており、今後も人と環境にやさしく、市民に親しまれ、安全でコンパクトな新庁舎の実現に向けて周辺の安全対策、また、近隣住民への配慮を十分に行いながら着実に事業を進めてまいります。  6点目は、東京2020オリンピックパラリンピック関連事業についてご報告申し上げます。  東京2020オリンピックパラリンピック関連事業については、首都圏を中心とした感染拡大が進む中、市民の皆さんへの観戦チケット販売子どもたち学校連携観戦については中止にするとともに、その他の事業についても内容の一部中止を含め、感染防止対策を徹底しての実施となりました。  オリンピック聖火リレーにつきましては、埼玉県が実施を決める中、蕨市として安全・安心な聖火リレーとするため、沿道で密にならないよう、事前に市民の皆さんにライブストリーミングで観覧いただくようご案内するとともに、沿道での感染防止対策熱中症対策を講じて7月6日に行われました。当日は、57年ぶりに聖火が中山道蕨宿から蕨市を駆け抜け、無事聖火を引き継ぐことができましたが、改めて多くの関係者の皆さん、市民の皆さんのご協力に心より感謝申し上げます。  また、パラリンピック聖火ビジットにつきましては、8月19日に蕨市総合社会福祉センターにおいて、参加者を障害者福祉関係者等に制限するなど、感染防止対策を徹底した上で実施しました。  パラリンピックは、障害のある方々を対象としたもう1つのオリンピックであり、その聖火は、共生社会の実現を促進するというパラリンピックの理念の象徴でもあります。  当日は、共生社会の実現への私たちの願いを確かめる機会となり、本市においても引き続き、障害のある方もない方も、ともに支え合い、住みなれた地域で安心して暮らすことのできるまちづくりに取り組んでまいります。  7点目は、民間との協働のまちづくりについて、さきにご報告した日本アンテナ株式会社との連携協定に加えて、この間、新たに2つの協定を締結しましたので、ご報告いたします。  1つ目は、6月7日に株式会社ビバホームとの間で、災害時における防災活動協力に関する協定を締結しました。この協定は、荒川決壊などの水害を含む大災害時に蕨市の協力要請に基づき、スーパービバホーム蕨錦町店の駐車場を住民が一時避難所として利用することや市が所有する公用車の一時避難所として利用すること、店舗が取り扱っている物資を市に供給することなどを定めています。  近年、全国で想定を上回る大きな水害が発生しており、本協定の締結によって災害に強いまちづくりをなお一層進めるとともに、水害時における市民の避難行動が円滑に進むことを期待しております。  2つ目は、8月5日に明治安田生命保険相互会社との間で、市民サービスの向上と地域の活性化を図ることを目的とした包括連携協定を締結しました。明治安田生命保険相互会社は、地域社会への貢献活動子どもたち健全育成に向けた活動に取り組んでおり、既に蕨市においても子ども食堂への支援や新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた学校の消毒等のボランティアの取り組みなどを行っていただいているところです。  これらの活動に加え、今後はこの協定に基づき、がん検診等受診率向上に向けた周知・啓発活動や地域の防犯・見守り活動などの実施を予定しており、多岐にわたる分野で市民サービスの向上と地域の活性化に向けて連携してまいります。  今後も民間事業者皆さんとの連携を図りながら、蕨の協働のまちづくりをさらに進めてまいります。  以上、簡単ですが、令和3年第4回蕨市議会定例会における市長報告といたします。 ○保谷武 議長  以上で、市長報告を終わります。   ━━━━━━━━━━━━━━━━提出議案の報告 ○保谷武 議長  次に、提出議案の上程、提案説明に入ります。  今定例会に提出されました案件は、議案9件、認定9件の計18件であります。  これより事務局長に朗読いたさせます。  小谷野賢一議会事務局長。     〔議会事務局長朗読〕 ○保谷武 議長  以上、朗読のとおりであります。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △議案第48号〜議案第56号及び認定第1号〜認定第9号の一括上程保谷武 議長  議案第48号から議案第56号まで及び認定第1号から認定第9号まで、以上18件を一括議題といたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━提案理由の説明 ○保谷武 議長  直ちに、提案説明を求めます。  佐藤慎也理事。     〔佐藤慎也理事 登壇〕 ◎佐藤慎也 理事  おはようございます。ただいま上程になりました議案の提案理由のご説明を申し上げます。  議事日程の順序に従い、条例案よりご説明いたします。  議案第48号「押印等を求める行政手続の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例」は、総務省からの「地方公共団体における書面規制、押印、対面規制の見直しについて」の通知を踏まえ、押印等を求める行政手続を見直した結果に基づき、関連する4件の条例について所要の改正を行うものであります。  議案第49号「蕨市景観条例」は、本市が景観行政団体へ移行することに伴い、良好な都市の景観形成に関する基本的な事項等を定めるため、新たに制定するものであります。  主な内容は、景観計画の策定、景観計画区域内の行為の届け出、景観推進団体、蕨市景観審議会などについて規定するものであります。  なお、施行期日は、令和3年11月1日からとするものであります。  議案第50号「蕨市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例の一部を改正する条例」は、関連する内閣府令の一部改正に伴い、事業者業務負担軽減等を図る観点から諸記録の作成等について電磁的方法により行うことを認めるため、所要の改正を行うものです。  議案第51号「蕨市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する条例の一部を改正する条例」は、関連する国土交通省令の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。  主な内容は、道路移動等円滑化基準の適合対象の拡大に伴い、自転車歩行者専用道路等に関する規定を追加するほか、引用している省令の題名改正への対応などであります。     〔松本隆男教育長 入場する〕 ◎佐藤慎也 理事  議案第52号「蕨市公立学校使用料徴収条例の一部を改正する条例」は、学校体育館への空気調和設備設置に伴い、受益者負担の観点から、学校体育施設開放事業の利用者が空気調和設備を利用する際、使用料を徴収することができるよう所要の改正を行うものであります。  議案第53号「令和3年度蕨市一般会計補正予算(第4号)」は、2億9,001万5,000円を増額し、総額を282億4,080万6,000円とするものであります。  歳出では、第3款民生費において、コロナ禍で子どもが社会的孤立状態に陥らないように、子ども食堂学習支援など、子どもたちと支援を結びつけるつながりの場を整備するための委託費用や民間留守家庭児童指導室及び民間保育園並びに保育の必要な0歳児から2歳児を幼稚園で定期的に預かる一時預かり事業への整備費用のほか、新型コロナウイルス感染症対策として、保育園や留守家庭児童指導室などへの物品購入費用等を計上しております。  第4款衛生費では、新型コロナウイルスワクチン接種事業においてワクチン接種単価の休日加算新設分や事業延長に伴う委託費用、第8款土木費では、申請件数の増加に伴う狭隘道路拡幅整備事業に係る工事等費用、第10款教育費では、国の補助事業として採択された運動・スポーツ習慣化促進事業に係る委託費用を計上しております。  歳入では、これらの歳出予算に充当する財源として、国・県支出金において新型コロナウイルスワクチン接種事業や感染症対策事業、つながりの場づくり緊急支援事業、民間留守家庭児童指導室整備費、一時預かり事業、保育所等整備事業、運動・スポーツ習慣化促進事業などに係る補助金を計上するほか、前年度繰越金により財源の調整を図っております。
     議案第54号「令和3年度蕨市介護保険特別会計補正予算(第2号)」は、2億7,902万7,000円を増額し、総額を56億5,987万7,000円とするものであります。  歳出では、実績に基づき、介護保険給付費準備基金積立金及び返還金を増額し、歳入では、前年度繰越金を増額して財源の調整を図っております。  議案第55号「戸田競艇企業団規約変更について」は、戸田競艇企業団の名称変更並びに監査委員の人数及び任期の変更に伴い、戸田競艇企業団規約の変更について地方自治法第286条第1項の規定により協議したいので、同法第290条の規定により議会の議決を求めるものであります。  議案第56号「蕨戸田衛生センター組合規約変更について」は、蕨戸田衛生センター組合の住所変更に伴い、蕨戸田衛生センター組合規約の変更について地方自治法第286条第2項の規定により協議したいので、同法第290条の規定により議会の議決を求めるものであります。  引き続きまして、認定第1号「令和2年度蕨市一般会計歳入歳出決算認定」についてご説明申し上げます。  令和2年度一般会計は、259億8,000万円の当初予算に8回の追加補正と継続費逓次繰越及び繰越明許費が加わり、予算総額を362億3,319万1,816円といたしました。  決算額は、歳入356億5,315万970円、歳出335億3,215万3,168円で、歳入歳出差引額は21億2,099万7,802円となりました。このうち翌年度へ繰り越すべき財源を除いた実質収支額は17億3,828万2,671円となっております。  決算額を前年度と比較いたしますと、歳入では、市税収入が個人市民税の増や収納率の向上などにより1.1%の増となったほか、地方消費税交付金や新型コロナ関連の国庫支出金などの増により総額で39.9%の増となりました。  また、歳出では、新型コロナ対策により総務費や商工費などが増となり、総額で40.3%の増となりました。  普通会計を基準とした財政指標である公債費負担比率は、地方消費税交付金などの一般財源総額の増などにより、前年度比0.3ポイント減の8.4%、経常収支比率は、人件費の減などにより4.8ポイント減の85.1%となりました。  それでは、歳入の概要から順次ご説明申し上げます。  第1款市税は、120億7,538万5,703円と前年度と比較して1億3,559万1,601円で、率で1.1%の増となりました。納税義務者の増などにより個人市民税が増となったほか、税率改正や売り渡し本数の増などにより市たばこ税も増となりました。  第2款地方譲与税は、森林環境譲与税の増により、1億1,916万1,000円、第3款利子割交付金から第8款環境性能割交付金は、地方税法の規定に基づき交付された額をそれぞれ収入いたしました。  なお、第6款法人事業税交付金は、法人市民税法人税割の税率引き下げによる税収減の一部を補填するため、令和2年度から新たに交付されたものであります。  第9款地方特例交付金は、住民税における住宅借入金等特別税額控除による減収分などの補填として7,840万9,000円、第10款地方交付税は、普通交付税14億2,734万7,000円、特別交付税1億1,229万7,000円の総額15億3,964万4,000円であり、普通交付税は、社会福祉費や高齢者保健福祉費の増などにより基準財政需要額が増となったことから、前年度より1億4,479万8,000円の増となりました。  第11款交通安全対策特別交付金は、708万4,000円、第12款分担金及び負担金は、幼児教育・保育無償化などによる保育料負担金の減などにより前年度比34.7%減の1億6,586万7,508円、第13款使用料及び手数料は、市営住宅使用料や自転車等駐車場登録手数料など3億49万9,208円となりました。  第14款国庫支出金は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金や特別定額給付金費補助金、小・中学校教育ICT環境整備に係る補助金などにより前年度比206.4%増の137億4,889万584円、第15款県支出金は、民間留守家庭児童指導室整備に係る新型コロナウイルス感染拡大防止対策支援事業補助金などにより、前年度比3.3%増の15億7,775万3,049円となりました。  第16款財産収入は、土地賃貸料や建物賃貸料など9,643万9,898円、第17款寄附金は、4,296万9,385円となりました。  第18款繰入金は、蕨駅西口市街地再開発事業基金から1,000万円、ふるさとわらび応援基金から安全・安心なまちづくりを推進する事業と子育て及び教育を支援する事業に1,000万円を繰り入れ、第19款繰越金は、前年度繰越金として15億7,992万4,046円、第20款諸収入は、戸田競艇事業収入の減などにより前年度比8.7%減の8億1,090万7,362円となりました。  第21款市債は、市民会館改修や防災設備改修、臨時財政対策債など、18億9,020万円を借り入れました。  これにより一般会計における令和2年度末の市債現在高は158億5,077万633円、臨時財政対策債を除きますと34億3,563万5,046円となっております。  次に、歳出の主なものについてご説明申し上げます。  第1款議会費は、議会運営に要する経常的経費2億3,120万6,130円となりました。  第2款総務費は、前年度比245.6%増の106億5,264万2,540円となりました。新庁舎建設の設計及び現庁舎解体工事を初め、高齢者運転免許証返納者への支援や道路照明灯全灯のLED化に向けた調査等委託、市民会館改修、納税コールセンターの導入による収納対策のほか、新型コロナ対策として特別定額給付金の給付など幅広い事業を実施いたしました。  第3款民生費は、前年度比1.3%減の114億4,906万4,261円となりました。障害者施策では、手話通訳者養成準備コースの開設や障害者計画等の策定を、高齢者施策では、有償ボランティア事業補助金の交付や高齢者福祉計画等の策定のほか、児童福祉施策では、民間留守家庭児童指導室の整備のための補助金を初め、新規開設分を含む民間保育園運営委託や民間留守家庭児童指導室運営費補助、地域型保育給付費、地域子育て支援センター事業委託のほか、新型コロナ対策として、子育て世帯及びひとり親世帯への臨時特別給付金給付事業など、幅広い事業を実施いたしました。  第4款衛生費は、前年度比12.3%増の22億8,514万2,494円となりました。新型コロナ対策として、マタニティパスの交付を初め、濃厚接触者に準ずる希望者への検査や行政検査協力医療機関への補助、水道事業の基本料金減免分に対する補助、市立病院医療体制強化のための支援、ワクチン接種体制の構築に取り組みました。  第5款労働費は、勤労青少年ホームの管理運営経費など1,084万4,745円、第6款農林水産業費は、農業委員会の運営経費のほか、わらびりんご育成事業への補助を実施いたしました。  第7款商工費は、前年度比111.3%増の5億7,064万6,702円となりました。商店街街路灯の電気料金補助率を100%に引き上げ、商店街の負担軽減を図ったほか、新型コロナ対策として売り上げが減少したすべての市内小規模企業者に対する応援金の給付や家賃補助、スマホ決済を活用した地域活性化・消費者応援事業などを実施いたしました。  第8款土木費は、前年度比6.1%増の22億5,606万6,896円となりました。道路・橋りょう整備では橋りょう長寿命化改修工事及び設計を実施し、公園・緑化関連では、公園長寿命化計画の策定や市民公園大型複合遊具の更新設計、公園灯全灯のLED化に向けた調査委託などを行い、市営住宅関連では、南町4丁目住宅1号棟の排水設備改修工事などを実施しました。  また、上戸田川整備事業への負担金や錦町土地区画整理事業、公共用地先行取得事業への繰出金、公共下水道事業への負担金を執行いたしました。  第9款消防費は、前年度比27.2%増の12億4,222万6,227円となりました。防災行政無線のデジタル化や消防署塚越分署の建設工事、指揮車の更新など、防災力を高める事業に取り組んだほか、新型コロナ感染対策用資機材等の購入などを実施いたしました。  第10款教育費は、前年度比24.5%増の25億9,149万9,005円となりました。学校教育では、新学習指導要領の全面実施を受け、外国語指導助手の配置を各校1人に拡充するとともに、国が示すGIGAスクール構想にあわせ、小・中学校の全児童・生徒に1人1台のパソコン整備を行いました。また、施設整備では、中学校の体育館に設置する空気調和設備の設計や全小・中学校に校内LANを設置するネットワーク整備工事を実施しました。  第11款公債費は、長期債の元利償還金として14億1,124万732円、第12款諸支出金は、土地開発公社への利子補助、公共施設改修基金や財政調整基金などへの原資積み立てのほか、地方公共団体金融機構納付金など8億2,206万9,571円を執行いたしました。  なお、詳細は、添付の決算概要報告書及び関係資料を、また、認定第2号以下第9号までの特別会計、企業会計の詳細についても決算概要報告書、あるいは事業報告書をご参照願います。  次に、報告第7号「蕨市の令和2年度健全化判断比率の報告について」は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により、別添の監査委員健全化判断比率審査意見書をつけて、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率の4指標を報告するものであります。  実質赤字比率は、一般会計と錦町土地区画整理事業特別会計、公共用地先行取得事業特別会計の3会計の赤字の程度を指標化したもので、各会計はいずれも黒字のため、指標は算定されておりません。  連結実質赤字比率は、本市全会計の赤字の程度を指標化し、財政運営の深刻度を示す指標でありますが、公営企業会計は資金不足が生じておらず、その他の会計は黒字でありますので、同じく指標は算定されておりません。  実質公債費比率は、一般会計等の市債償還額と公営企業への繰出金や負担金に含まれる公債費に準じる額の大きさを指標化したものであり、昨年度より0.4ポイント上がり、2.3%となっております。  将来負担比率は、将来支払い見込みのある負担について指標化したもので、将来負担額を超える充当可能財源が見込まれることから、指標は算定されておりません。  報告第8号「蕨市公営企業の令和2年度資金不足比率の報告について」は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定により、別添の監査委員資金不足比率審査意見書をつけて公営企業ごとの資金不足比率を報告するものであります。  本市の公営企業会計は、いずれも資金不足が生じておりませんので、比率は算定されておりません。  以上、算定指標のとおり健全化判断比率並びに資金不足比率における本市の財政状況は、健全段階にあることをご報告申し上げます。  報告第9号「令和2年度蕨市一般会計継続費精算報告書について」は、令和元年度から2カ年の継続事業としておりました新庁舎建設等設計事業及び消防署塚越分署建設事業が令和2年度において計画どおり完了いたしましたので、地方自治法施行令第145条第2項の規定により報告するものであります。  以上で、説明を終わります。 ○保谷武 議長  以上で、提案説明を終わります。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △日程の報告 ○保谷武 議長  以上をもちまして本日の日程は全部終了いたしました。  なお、議案及び認定に対する質疑の発言通告は、9月3日金曜日の正午まで、市長報告を含む一般質問発言通告は、9月9日木曜日の午後4時まで本職あてご提出願います。  次の本会議は、9月7日火曜日午前10時であります。時間厳守の上、ご参集願います。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △散会の宣告 ○保谷武 議長  本日は、これをもちまして散会いたします。  午前10時49分散会   ━━━━━━━━━━━━━━━━...